日本でここでしか味わえない「感動」をあなたに。那覇マンゴー園のマンゴー栽培 5つの挑戦
こんにちは。那覇靖です。
上の写真は、那覇マンゴー園が通販でお届けしているアップルマンゴーです。
重さは300g~400g。糖度は15度で、全面ムラのない発色を実現しています。
実はこれだけの条件がそろうと、宮崎県では分けて出荷され、2玉40万円の値がつけられることもあるんです。
なぜ那覇マンゴー園のマンゴーの糖度・香り・色つやは、最高品質だと自信をもっていえるのか?
私が自信をもってお届けできるマンゴーを作ることができるのは、いかにお話する、5つのこだわりがあるからです。
おいしいマンゴーをお届けするための、那覇マンゴー園のこだわり
1.草生栽培だから減農薬。エグ味がなく、日焼けしないマンゴーに。
那覇マンゴー園は、できるだけ自然に近い環境でマンゴーを育てています。そのため、「草生栽培(そうせいさいばい)」という栽培方法を取り入れています。
上の写真は那覇マンゴー園のハウスです。地面いっぱいに草が敷き詰められているのが分かりますか? こうすることで、次のようなメリットがあるんですよ。
農薬が最低限で済む。
ふつうは除草剤(農薬)を散布して草を枯らします。すると、除草剤が土壌中に影響を与え、果樹にも負担を与えてしまいます。
でも那覇マンゴー園では、芝生や草を枯らさず、ハウス全体を手入れしながら育てているので、除草剤の散布を行いません。農薬を少なくして、安全なマンゴーを育てています。
マンゴーのえぐ味が取れる。
雑草が、土の中で発生するえぐ味を吸収してくれるので、果物がより美味しくなります。
マンゴーが育ちやすく日焼けしない。
マンゴーは温度管理が大切です。下が芝生なので、強い日差しによる照り返しや、温度上昇を防ぐことができます。こうすることで日焼けせず、しっかり熟して、見栄えもよいマンゴーになるんですよ。
もちろん、徹底した手入れが必要です。下草の手入れには、一切機械は使わず、手作業で行っているので、ここまできれいに管理するのは、大変なんです。でも、おいしいマンゴーづくりのために努力は欠かしません。
2.風通しをよくして病虫害予防。美味しいマンゴーをたくさん出荷。
上の写真を見てください。木と木の間が接触しておらず、一本一本に、しっかり間隔が取られているのが分かっていただけると思います。これが那覇マンゴー園のこだわりです。どういう効果があるのかというと……
虫がつきにくくなる。
病害虫は、マンゴーにとっては深刻。とくに「タイワンキドクガ」という蛾の幼虫が天敵です。虫に食い荒らされたマンゴーは、誰も食べたくありませんよね。でも、農薬をたくさん撒いて、虫がつかないようにするのも、あまりしたくありません。
こうして樹間を広く取ることによって、風通しをよくし、虫がつきにくくしています。那覇マンゴー園の果樹では、一度も病害虫が発生したことがありません。
マンゴーが病気にならない。
湿度が高くなってくると、「炭疽病(たんそびょう)」や「かいよう病」といった病気が発生しやすくなります。病気にかかるとマンゴーが腐ってしまったり、状態が悪くなったりしてしまうので、慎重に予防する必要があります。
当園は、樹間を広く取って風通しをよくすることで病気を予防。これなら果樹の状態も観察しやすいのです。
美味しいマンゴーを、安定してお客様にお届けしたいからこそ、しっかり果樹を管理しています。
3.いいマンゴーを厳選するために「ハエ」を利用!?
虫が苦手な方、ごめんなさい!
実は、美味しいマンゴーを出荷するためには、この「ハエ」の力を借りる必要があるんです。
ぜひハエの力の素晴らしさを知ってください。
ハエが受粉数(実になる数)を増やしてくれる。
外よりも温度の高いハウスで、ハエは喜んでマンゴーの花に飛んでいきます。そして、花粉を体にくっつけたまま、別の花へ。ハエの力を借りることで、より多くの花が受粉し、たくさんの実をつけてくれるんです。
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たくさんの実から「いいもの」を選抜できる。
マンゴーの実は、一本の枝に、ジャラジャラと鈴成りについていきます。そのままにしておくと、すべての実に栄養がいってしまうので、「これは良さそうだ!」と思える実だけを残して、あとは落としてしまいます。(これを摘果といいます)
受粉する数が増えると、たくさんの候補ができるので、より美味しい、厳しい選抜を勝ち抜いたマンゴーを残すことができるというわけです。
厳選されたマンゴーをお楽しみください。
4.花や実を吊り上げて、日光をしっかり浴びせる。香りのよい、色鮮やかなマンゴーづくり。
マンゴーの枝に天井から白い紐を張って、花や実を吊り上げます。この作業が大変なんですが、美味しいマンゴーを作るためには、とても大切なんです。
太陽の光にしっかり当てる!
花を吊り上げると、一枝一枝の間隔ができて、天井から、しっかりと太陽の光を浴びることができるようになります。
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香りがよく、色鮮やかで、美味しいマンゴーに。
日当たりをよくすると、味や色、香りなど、何もかもが変わります。
わたしは沖縄の建設会社で働いてきましたから、こういう作業は得意です(^^)
5.白い袋をかぶせて日焼けを防ぎ、自然な落果を。
マンゴーが大きくなってくると、写真のように、すっぽり白い袋で覆ってしまします。どうしてこんなことをするか分かりますか?
日焼けを防ぎます。
マンゴーは必要以上の太陽光を浴びると、日焼けしてしまいます。日焼けすると、もう限界だよ、とマンゴーが熟す前に落ちてしまうんですね。しっかり熟してほしいので、マンゴーに袋をかぶせます。
マンゴーにキズがつきません。
袋でしっかり覆っているので、キズのつかない、きれいな状態のマンゴーを出荷できます。
那覇マンゴー園では、しっかりマンゴーが重たくなり、食べごろになるまでは、こうして白い袋をかけたまま、置いておきます。
収穫の合図は、マンゴーの果実が、みずから枝を離れて落ちること。こうして袋をかけ、実を吊っているので、下に落ちることもなく、きれいな状態で出荷できるんですよ。